まだ30度に近い日も出る、異例の10月ですが、朝晩が冷え込み、ようやく秋という言葉を使いたい季節になってきましたね。
秋と言えば、芸術の秋のお話をしたいと思います。

先日、彩雲堂様の和菓子教室に参加しました。コスモスの形をした上生菓子を作れるということで、ウキウキしながら参加しました。
和菓子は、華やかな色や優しい組み合わせ、きめ細やかな細工で、味だけでなく、目でも楽しむことができますよね。

 

材料の餡や、右側にあるのは細工に使うヘラと、真ん中の長細い棒は…なんと割り箸です！

この割り箸が後半、いい働きをしてくれました。

 

こねこねと順番に優しく餡を包みこみ…。

 

土台ができました。ほんのり、濃いピンクを滲ませるのが肝心です。

 

ヘラで花びらを作ったら、ここで割り箸の登場です！くいっと押し込んで、花びらに立体感をつけました。
花びらを細かくしたり、真ん中の花芯や葉っぱの飾りをつけたりしたら完成です。

 

こちらは先生の作品です。
本当に一つひとつ、手で作っているの？、と疑いたくなっちゃう美しさですよね。
本来なら餡作りから始めますので、１つ完成するまでに時間と手間がもっともっとかかっています。
和菓子の奥深さ、昔から存在しているという凄さに触れられた機会でした。

おいしい上生菓子は、その日のお茶タイムにはすぐさまお腹の中に入ってしまいましたが、また１つ、知らなかった世界をうかがうことができました。

芸術の秋に加えて、食欲の秋も楽しみになってくる、秋の深まりを一日一日楽しみたいですね。

 

 

 

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KAWATA